10,2kg d:0,1 mg APP 10.5Y.KO 手動マスコンパレータ

APP 10.5Y.KO 手動マスコンパレータ

APP 10.5Y.KO 手動マスコンパレータは、OIML（R-111）の推奨に従って分銅を校正するために設計されています。比較器は、校正機関において質量測定の一貫性を確保し、法定計量要件に基づいて分銅を検証するために使用されます。

APP 5Y.KO マスコンパレータはどのように製造されていますか?

マスコンパレータは2つの部分で構成されています。1つは電子モジュールを収めた部分、もう1つは精密な機械式計量システムを収めた部分です。高い計量精度を確保するために、マスコンパレータは外部分銅を用いた半自動調整システムを採用しています。

APP 10.5Y.KO および APP 30.5Y.KO マスコンパレータを高精度で機能させるためには、標準装備の一部である特殊な外部風防を使用する必要があります。一方、APP 64.5Y.KO 質量比較器には外部風防が標準装備されていませんが、オプションとして購入可能です。

APP 5Y.KO マスコンパレータ用自動センタリング計量皿

自動センタリング計量皿の目的は以下の通りです:

偏置位置に置かれた分銅を安定させ、水平に保つ
基準分銅と等しい合計質量を持つ分銅群を偏置なしの状態に維持する

計量皿の表面にはコルクが貼られており、特定の分銅の位置を示すマークが施されています。自動センタリング計量皿は標準の計量皿の代わりに使用され、製造段階で取り付けられます。この皿は単体製品として後から注文することはできず、比較器と同時に注文する必要があります。

APP 5Y.KO マスコンパレータの 5Yターミナル

5Yターミナルの搭載により、APP 5Y.KOマスコンパレータは以下の新機能を備えています:

10インチタッチスクリーンディスプレイとユーザーフレンドリーなメニュー
デジタル計量監査システム（DWA®）
安全なログイン機能（パスワード、指紋認証、顔認証、RFIDタグ*（日本モデル未対応）またはその組み合わせ）
Ambient Lightアラーム
Hotspot
RFID（日本モデル未対応）
ライブノート - テキストメモ
音声コマンドによる操作
測定履歴を管理する「Handy Library」
ウィジェット機能

APP 5Y.KO 質量比較器の通信インターフェース

APP 5Y.KO マスコンパレータには、以下の通信インターフェースが搭載されています: USB-A (2)、 USB-C、 HDMI、 Ethernet、 Wi-Fi^®、 hotspot
これらのインターフェースを使用して以下のデバイスと接続可能です:

スマートフォンやタブレット (Hotspot)
パソコン・ノートPC (Ethernet, Wi-Fi^®, USB-A)
レシートプリンター・ラベルプリンター (Ethernet, Wi-Fi^®, USB-A)
バーコードスキャナー (USB-A)
キーボード・マウス
追加ディスプレイ (HDMI)
PCソフトウェア (RES Radwag Extended SI Module)
表計算ソフト (USB-C).

RMCS システムネットワーク – 校正プロセスマネージャー

RMCS コンピュータープログラムは、校正プロセス全体を包括的に管理します。注文の受付から、手順の実行、校正証明書の発行に至るまで、一連のプロセスを効率化します。このシステムによって、信頼性の高い測定結果の提供や生産性の向上、人件費の削減、校正プロセスの包括的な文書管理などが可能となります。

APP 5Y.KO マスコンパレータの選択可能なアクセサリーとは?

APP 5Y.KO 質量比較器には、計量の精度向上や作業効率を高めるための多彩なアクセサリーが用意されています。以下のアクセサリーを選択することで、より高度な計量環境を構築できます：レシート・ラベルプリンター、防振テーブル、風防チャンバー、指紋リーダー、自動センタリング計量皿、バーコードスキャナー、RAD KEY ソフトウェア、RMCS および RMCS Lite システム、THBR システム（温湿度・気圧監視）、保護カバー、追加モジュール (RES Radwag Extended SI Moduleや21 CFR Part 11 Compliance モジュール)

* RFID ISO/IEC 14443 Type A, 13.56 MHz

Wi-Fi^® は Wi-Fi Alliance^® の登録商標です。

データシート

E1 校正範囲	5 – 10 kg
E2 校正範囲	1 – 10 kg
F1 校正範囲	500 g – 10 kg
F2 校正範囲	100 g – 10 kg
M1 校正範囲	100 g – 10 kg
M2 校正範囲	100 g – 10 kg
最大ひょう量 [Max]	10,2 kg
最小表示 [d]	0,1 mg
標準繰り返し性 [5% Max]	0,35 mg
標準繰り返し性 [Max]	0,4 mg
許容繰り返し性	0,7 mg
直線性	±0,6 mg
偏置（試験荷重）	2d / 1 mm
電気補償範囲	-100 g – +200 g
安定化時間	30 s
調整	外部、天秤のレベルから (着脱式アダプター)
ディスプレイ	10″ セルサンプル赤外線式
計量皿寸法	ø190 (ø300) mm
計量装置の寸法	455×300×380 mm
制御デバイスの寸法	249×170×72 mm
梱包寸法幅x奥行x高さ	1160×650×700 mm
チャンバーパッケージサイズ	960×920×735 mm
正味重量	46 kg
総重量	60 kg
補足分銅	規格に準拠 (分析天秤)
内部分銅	テーブル
外部分銅	300 g, 200 g
通信インターフェース	2×USB-A, USB-C, RS 232 (COM3), HDMI, Ethernet, Wi-Fi^®, Hotspot
動作温度	+15 – +30 °C
動作温度変化率	±0,5 °C / 12 h (±0,3 °C / 1 h)
相対湿度	40% – 60%
相対湿度変化率	±5% / 4 h